2012/07/28 (Sat) オフレコインタビュー

『各務冴について教えてください』


いつもの６人へ、我らがヒロイン(？)に対する意識調査第一弾。
翔くん、音也、トキヤ、ダム様、なっちゃん、レン様の順です。

―――Side 来栖翔

あ？ 冴について？ 何、え？ これも課題なの？ 違う？ まあいいけど


【第一印象】
地味！ いやホント、第一印象はこれに尽きたなー。だってただの音楽学校じゃないんだぜ？ アイドル養成学校なんだぜ、ここ。なのに三つ編みで眼鏡って！ 超地味！ 何事かと思ったねー。
でも話してみたら全然イメージ変わったな。なんか、あの格好絶対わざとっつーか、うーん･･･わざわざ目立たないようにしてるって感じがした。まぁ別な意味では十分目立ってると思うけどさ。あいつ、素顔めっちゃ綺麗なんだぜ？ なのに、俺らの前以外じゃ絶対眼鏡外したり髪解いたりしねぇの。もったいないと思うんだよなー。

【現在の彼女】
何だよさっき云っちゃったじゃん。
ま、着飾れば変わるってもう知ってるからなー。曲だっていいもんばっか作るし、地味派手ってやつだよな、あいつ。

【好きなところ】
割と全部好きだけど。･･･いやいやそういう意味じゃなくて、っだよ！ 友達だっつーの！
あー、あえて云うなら、甘えさせてくれるとこ、かな？ 俺、家では一応兄貴だし、甘えるってよくわかんなかったんだけど。冴は一緒にいると、自然と甘えられるんだよな。そういう雰囲気でいさせてくれるとことか、好きだな。

【例えるなら？】
鏡。別に俺と同じってわけじゃないのに、根本が似てる気がする。だから冴見てると、自分のこと見てるような気になって俺も頑張ろーって思うんだよな。全然似てないのにだぜ？ なんか不思議だよなー。

【関係】
親友！ 友情に性別なんかないって思い知ったね！ 那月とかレンとかのことももちろん友達だと思ってるけど、冴はその中でも特別だな。

【彼女に対して一言】
お前のおかげで毎日楽しい。課題とか助けてもらっちゃったりしてるけど、そういうの抜きにしても俺、冴と友達になれてよかったよ。
これからもよろしくな！ やだっつっても、一生友達だからな！！




―――Side 一十木音也

え、何？ 冴ちゃんについて？ いいよー俺冴ちゃん大好き！


【第一印象】
お弁当がおいしそうだった！ え、そういうことじゃなくて？ うーん、でも俺は食堂で初めて会ったからなー。翔と一緒にいたから、翔の友達って印象しか持たなかったよ？ あとお弁当！

【現在の彼女】
大好きな姉ちゃん！ 本当の姉ちゃんじゃないけど、俺今まではどっちかっていうと兄ちゃんポジションだったから、冴ちゃんみたいな人と出会えて嬉しかったなー。
ただ、いつもはキラキラしてるんだけど、冴ちゃんて時々真っ暗になるんだよね。真っ黒じゃなくて。腹黒って云いたいわけじゃないからな？ あ、これホントにオフレコ？ こんなこと云ったのバレたら俺のギターが！
うーん、と、なんて云えばいいのかな。冴ちゃんて、誰にも云わないだけでいろいろ抱え込んでそうなタイプだよね。本当に時々だけどそれが滲み出て、話しかけるのが怖くなる。そういう時って話しかけるとすぐにいつもの冴ちゃんに戻るんだけど、心臓に悪いとは思うなぁ。

【好きなところ】
んー、呆れた顔。俺とか翔がちょっと我儘云うとするじゃん？ そうすると、最初は怒ったみたいに眉毛つり上げるんだけど、ごねると結構許してくれちゃったりして。しょうがないなぁって困って呆れたみたいに笑ってくれるところとか、好き。その顔がみたくて余計に無理云ったりして。あ、でも限度越えると関節狙われるから、引き際が肝心だよ。あれね、本気でキめてくるから。

【例えるなら？】
冴ちゃんを例えられるもの？ うーん、思いつかないなー･･･。あえて云うなら･･･風、とか。ああ、うん、そうだなぁ、冴ちゃんて風みたいな人かも。心地よくて優しくて、時々突風になるけどやっぱりないと落ち着かない。うん、そういう人。

【関係】
姉弟もどき！ たまに飼い主とペットって云われるけど、俺冴ちゃんとそんなエロい関係になった覚えないかんね！ どうせだったらなn―――(強制終了)

【彼女に対して一言】
これからもおいしいお弁当作ってね！ あと俺のための唄も待ってまーす！ なんか唄がついでみたいな云い方になっちゃったけど、俺ホントに冴ちゃんのこと好きだから。




―――Side 一ノ瀬トキヤ

冴について、ですか？ はぁ、結構ですが･･･


【第一印象】
冷めた人だな、と思いました。音楽に関することは確かに情熱を感じたんですが、それ以外のことについて。すみません、うまくは云えないのですが。

【現在の彼女】
そうですね･･･いい意味でずるい人だと思います。難しいですが。
けれど、随分と弱い人だとも思いますね。いつもはずるいくらい強くて眩しいのに、何かの拍子に抜け殻みたいになって、瞬きの間に消えてしまうんじゃないかと思うことがあります。そのくせ何でもないように笑うから、やっぱり彼女はずるいですね。

【好きなところ】
･･･？ 意味が･･･。ああ、彼女の作る曲は好きです。どれを唄っても、胸にすとんと落ち着くんです。え？ そういうことじゃない？ じゃあどういう･･･

【例えるなら？】
音楽そのものです。音符のひとつひとつに違う色を持っていて、組み合わせることによって無限の可能性になる。恐ろしいほど才能のある方だと思います。

【関係】
ライバルです。HAYATOとしてもですが、一ノ瀬トキヤとして彼女に負けたくないと思いますね。
あと、女性に胸ぐらを掴まれて怒鳴られたのは初めての経験でしたので一生忘れません。

【彼女に対して一言】
悔しいですが、私はあなたがいたから立ち直れました。このことに関しては心から感謝しています。
ですが同時に私はあなたのライバルです。あなたがそう云ったんです。そのライバル相手に、遠慮は無用ですよ。何か問題を抱えているなら、さっさと解決して万全の状態にしてください。･･･そうでないと、こちらが気が気でないんです。暗いあなたは、見たくありません。




―――Side 聖川真斗

各務について？ 何故いきなり･･･て、勝手に進めるな！


【第一印象】
なんなんだ、まったく･･･
･･･第一印象か･･･そうだな。苦労性。何せ来栖と一十木に絡まれているところを見たのが初対面だったからな。騒がしいふたりに懐かれては大変だろうと思ったが、案の定だったな。

【現在の彼女】
変わっていないというか･･･余計ひどくなっているように思う。特に神宮寺と四ノ宮が･･･あ、いや。これは失言だったな。
今は･･･そうだな、随分としたたかな人だと思う。苦労性なのはどうしようもないとしても、芯はしっかりとしているし、確固たる信念のもとに動いている姿は好ましい。

【好きなところ】
真面目なところだ。･･･まぁたまにふざけたこともしているが。音楽に対しては彼女はいつでも真剣だからな。

【例えるなら？】
水。というか、河、か。周りに流されるようでいて、ときには自分の流れに乗ると誰にも邪魔をさせない急流になる。普段は馬鹿騒ぎをしていても、音楽が関係すると途端に頑固になるのは彼女らしいと思う。

【関係】
友人。これ以外に云い現わせる言葉はないな。もちろん、それなりに親しい友人だとは思っている。

【彼女に対して一言】
苦労は絶えないだろうが、頑張れ。ささやかながら応援している。
来栖や一十木のこともそうだが･･･いや、こちらは云わないでおこう。ただ、相談にはいつでも乗から覚えておいてほしい。




―――Side 四ノ宮那月

冴ちゃんについてですか？ ええ、どうぞ。ふふ、なんだか楽しいですね


【第一印象】
綺麗な子だなって思いました。顔がって云うか、目が。
翔ちゃんと音也くんの間に挟まれてるところを見たのが最初だったんですけど、その時からずっとですね。普段は眼鏡してるからわかりにくいけど、冴ちゃん、すっごく綺麗な目してるんですよ。

【現在の彼女】
変わりません。冴ちゃんはずっと綺麗な子です。ああだけど、今は前よりずっと綺麗だと思いますね。会ったころより打ち解けたからでしょうか、随分砕けたみたいで。

【好きなところ】
笑顔が一番好きですね。あ、もちろん冴ちゃんのことはぜーんぶ大好きなんですけど！
ただとりわけ笑顔が好きなんです。とっても可愛らしくて、僕までにっこり笑いたくなっちゃうんですね。冴ちゃんが笑ってくれるなら、きっと僕、なんでも出来ちゃいますよ。
あと、他のみんなよりも僕には甘えてきてくれるところとか。同い年ですけど、誕生日は僕の方が早いですからそのせいかもしれないんですが、ほんのちょっとだけ優越感抱いちゃいますね。すごいですねって褒めると、冴ちゃん、すごく嬉しそうに笑ってくれるから頭を撫でてあげるんです。そうするともっと嬉しそうに笑ってくれて。
ああ、そうだな。やっぱり僕、冴ちゃんの全部が大好きです。

【例えるなら？】
うーん･･･絵具、とかでしょうか？ いろんな色があって、使う色によってすごく変わる。そんな感じです。だけど失敗すると、とんでもない色が出来上がっちゃうから慎重にならないといけないところとかも冴ちゃんぽいって思います。

【関係】
お友達です。少なくとも、今は。え？ なんか怖い？ ふふふ、嫌だなぁ、怖いだなんて！
ただひとつ云えるのは、いつかはお友達の枠からははみ出したいなって思ってるってことでしょうかね。あ、ひどい。逃げないでくださいよーまだ終わってないんでしょう？

【彼女に対して一言】
人一倍頑張り屋さんの冴ちゃん。たまには立ち止まってゆっくり休んでもいいんですからね。僕が止まり木になってあげるし、支えてあげます。望むなら、一緒に歩いてあげる。だから無理はしないで、どうかずっと笑っていてください。
大好きですよ。･･･この意味は深く考えてくれても構いません。




―――Side 神宮寺レン

･･･レディについて？ ああ、構わないよ


【第一印象】
地味な子だとは思ったな。今どき三つ編みで眼鏡なんて、と思ったけどよく見れば綺麗だっていうのは最初から気付いてたよ。ま、当然だけどね？

【現在の彼女】
鮮烈だね。俺は彼女ほど音楽に対して真摯な人を知らないよ。他の人が不真面目だとかそういう話じゃなくて、ただ彼女の姿があんまりに鮮烈で、他が霞むんだ。
･･･太陽みたいだって云ったら笑われるかもしれないけどね。彼女は本当に眩しい存在だよ。思わず目を眇めてしまう。そんな人だ。

【好きなところ】
横顔、かな。いや、容姿って意味じゃなくて。真剣な顔のレディは、正面から見るより横から見てた方がずっと美しいんだ。そうだな、隣に立っていたいって云ったら、意味、わかるかな？

【例えるなら？】
レディはレディさ。彼女に似てるものなんて何もないし、何者も彼女を真似することなんて出来ない。
唯一無二っていうのは、彼女みたいな存在を云うんだろうね。

【関係】
･･･友人、かな？ なんとも云えないけど、多分ね。
不満かって？ ･･･どうだろうね。ただ、違和感と云うか･･･少しもやっとするけど。

【彼女に対して一言】
俺が今ここにいるのは、あのときの君の言葉があったからだ。きっと君はもう忘れているだろうけど、俺はずっと忘れない。無事にデビュー出来たら、是非一緒に働きたいね。
君が傍にいてくれるだけで俺は頑張れるし、真剣になれる。これだけは嘘じゃないから、信じて欲しい。
いつか数えきれないほどの恩返しがしたいから、覚えておいて？
･･･こんな感じでいいのかな？ でもこれ、オフレコなんだろう？ はは、残念