Dear My Star
幸せになろう。 僕らが出逢ったのは、きっとそのためだから。
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結局の話、翔くんは優しいと思うよ! ね!!!
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「しょーぉちゃん!」
「・・・那月みてぇな呼び方すんな」
「えっへー。ねぇねぇ見て見て」
「シカトかコラ。いいけどな・・・どれ?」
「昨日春歌と友千香と買い物行ったんだけど、これ、翔にあげる」
「・・・いらね」
「酷い! 私と色違いお揃いなのに!!」
「お前なぁ、俺は男だぞ!?」
「知ってるよぅ」
「じゃあもっと他にあっただろうが」
「でも似合うと思ったんだもん」
「だもんじゃねぇ」
「えーケチ!」
「ケチとかそういう問題か!? こういうのはあれだ、七海にでもくれてやれ!」
「確かに春歌にも似合うと思うけど、これは翔に買ったんだもん」
「その気持ちは! ありがたく受け取るけどな!?」
「じゃあ、はい」
「・・・・・・・・・」
「・・・絶対似合うよぅ」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・似合うのに」
「・・・・・・~~~!!!!!」
翌日、いつものシンプルなヘアピンではなく、可愛らしい花のコサージュのついたピンを止めて登校してきた翔を見たSクラス担任・龍也は、思わず云った。
「・・・来栖・・・・・・」
「・・・はい(死んだ魚の目)」
「・・・似合ってるぞ」
全然嬉しくなかったという。
その日翔は、寮に帰って泣いた。
非常に男らしい泣き方だったと那月は後に語っていた。
泣いてる時点で男らしくはないと思う、とはく冴は云わなかった。
結局つけてあげちゃって、しかも学校にも行ってあげるあたりが甘いですよね!という話。
別に嫌がらせじゃないのよぅ。仲良しです
20120724
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